« 映画「デンジャラス・ラン」 | トップページ | 映画「白雪姫と鏡の女王」 »

京極夏彦「死ねばいいのに」

N

タイトルにちょっとびっくりcoldsweats02

でも読み進めていくと、

「死ねばいいのに」ってそういうことか、

と思ったり(-ω-;)ウーン


渡来健也、24歳。

彼は殺害された鹿島亜佐美の話が聞きたい、と

彼女と関わりのある人物数人に会いに行きます。

その態度は一言でいうと”無礼”

「俺、態度悪いっすか」とか

「俺、頭悪いし、もの知らねぇし…」等々、

口のきき方は確かに知らないらしい┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

もちろん訪ねてこられた方はあからさまに迷惑そうpout

そんな渡来健也が知りたいのは亜佐美のことだけ。

そもそも亜佐美とは単なる顔見知りで4回しか会ったことがないという。

そして亜佐美のことを聞き歩くのは、亜佐美が死んでしまったので本人に聞けないから、

というのが理由らしい。

けれど誰に会っても亜佐美のことはわからないまま。

会う人間が亜佐美のことではなく、自分のことを語りだすのだ。


「人の心ほど深く昏いものはない」京極夏彦が紡ぐ究極の謎(ミステリー)


渡来健也は言う「死ねばいいのに」と。

さんざん自分語りをし、心情を吐露した人たちに。

たった一言”死ねばいいのに”って。


人は生きていると自分だけが我慢している気分になったり、

理不尽な目に合っているという気持ちになることがあると思う。

そういうところをグサグサにつきます。


しかし鹿島亜佐美という殺害された女性。

彼女の生い立ちは傍からみれば、同情を誘うものでしかないのだろう。

派遣先での不倫。隣人女性の嫌がらせ。ヤクザの彼氏。自分を売った母親。

それでも彼女は幸せだと渡来健也に言ったらしい。

彼女は死によって、終わらない幸せを手に入れたのかなぁ?

他人からみたらお気の毒な感じでも、本人は結構幸せだ、っていうのはちょっとわかるなぁconfident

« 映画「デンジャラス・ラン」 | トップページ | 映画「白雪姫と鏡の女王」 »

書籍」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/500651/55625766

この記事へのトラックバック一覧です: 京極夏彦「死ねばいいのに」:

« 映画「デンジャラス・ラン」 | トップページ | 映画「白雪姫と鏡の女王」 »

モーションウィジェット

無料ブログはココログ