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桜庭一樹「少女七竈と七人の可愛そうな大人」

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たいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった

川村七竈17歳shine

その美しく生まれてしまった理由の仮説を唱えたのは、

七竈と同じく美しいかんばせの親友・雪風。

そしてその仮説とは、

雪風:「母がいんらんなときに身ごもると、
    娘は美しくなってしまうんだ。」
七竈:「ええ、ええ。雪風」
雪風:「その証拠に、君の母はべつだん美しい女では
    なかったろう」
七竈:「ええ」

なんて、平成とは思えない、昭和初期のようなやりとりが行われているのです。


そんな七竈の母とは、辻斬りのように男遊びがしたいな、

なんておもった25歳のとき、それを実行に移し、一か月の間に七人の男と関係を持った。

結果、七竈をみごもった。そして七竈が17歳になった今なお、旅人のままのお人なのだ。

それゆえに七竈は、母の父である祖父とほぼ二人暮らしhouse

そこへ引退した警察犬・ビショップが家族として加わり、ビショップ目線でのお話も

聞かせてくれるのだdog


成長と共にどんどん美しくなっていく七竈。

しかし北海道・旭川での七竈の美少女っぷりは、窮屈なものでしかなく…

そして成長とともに変化するかんばせを前に、気付かないふりをしていたことが

無視できないものなのだとはっきりと悟る時が訪れるのです。


この物語は、七竈と七竈を放っておいてはくれない人たちとのお話ではあるのですが、

とっても回りくどい、遠回しな恋愛小説でもあるのだと思うのですconfident

最後に”七竈”についてですが、赤い小さな実をつけるバラ科の落葉高木なのだそう。

とても燃えづらく、7回も竈に入れても燃え残ることがあるらしく、

そうやって7日もかけてつくった七竈の炭はたいへん上質なものだということです。

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