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2016年2月

映画「オデッセイ」

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火星での有人探査中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)。乗組員はワトニーが死亡したと思い、火星を去るが、彼は生きていた。空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況で、ワトニーは生き延びようとする。一方、NASAは世界中から科学者を結集し救出を企て、仲間たちもまた大胆な救出ミッションを敢行しようとしていた。


火星にたった一人で取り残されてしまった宇宙飛行士が、地球に帰還するまでの物語。

普通に考えたならこんな深刻な事態はないsign01

悲壮感を漂わせたって、誰も辛気臭い顔をするな!なんてきっと言わないであろうこの状況で、この宇宙飛行士、マーク・ワトニー(マット・デイモン)は生きる気満々。

生きるためにはとにかくなんでもやってみる、まるで学校で実験でもしているように。

足りないのなら作ればよいという発想です。

失敗したってめげはないし、暗い顔さえみせやしない。

艦長の残していったディスコミュージックも軽快で、暗くなってる暇はない。

けれどそうはいっても、火星で一人。

通信が可能になったからといってすぐに助けがくるわけでもなく、ミッションはすべて一人でやり通さなくてはなりません。

それがかなり体力も使うだろうし、大変だと思うんだけれど、その辺はチャッチャッと見せるだけで、苦しんでいるような描写はほとんどありません。

はっきりと苦労が見て取れたのは、宇宙服の下の痩せこけた後ろ姿。

でもこれで十分。

押し売りのポジティブさではなく、ひたむきな宇宙飛行士の、生きて帰るという強い意志が嫌味でなく、とても自然で良かったです。

映画「ブラック・スキャンダル」

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1970年代、サウスボストン。アイリッシュ・マフィアのボスとして同地一帯を牛耳るジェームズ・“ホワイティ”・バルジャー(ジョニー・デップ)に、FBI捜査官のジョン・コナリー(ジョエル・エドガートン)が接触を図ってくる。彼はFBIと手を組んでイタリア系マフィアを駆逐しようとホワイティに持ち掛け、密約を交わすことに成功。両者の連携によってイタリア系マフィアの勢力は弱まるが、その一方でホワイティは絶大な権力を持つようになる。



奇跡体験!アンビリバボーが好みそうな、ギャング・FBI・政治家が揃う実話に基づいた物語。

ギャングの兄に、政治家の弟、その友達のFBI。

明らかに手を結んじゃいけないトライアングル。

けれどギャングの兄とFBIがタッグを組んでしまいました。

どちらも互いを利用するつもり。

しかしギャングの方が上手のようで、FBIは溺れる一方。

政治家の弟は、兄とは強い絆で結ばれているものの、兄の稼業とは関わりはなしsign02

少なくとも映画ではそう見えたんだけれど、本当のところはどうなんだろう?

不器用な兄と、世間と折り合いをつけその役を見事に演じきることの出来る弟。

私にはそう見えました。

兄から私が感じ取ったのは、激しい怒りと孤独。

裏切り者を許さないのは、見せしめなのか、それとも人を信じたいという気持ちが強いからなのか?

躊躇なく殺人まで犯してしまう彼を、悪人と呼ぶのは簡単だけれども、そう呼んでしまうのは私としてはスッキリしない。

彼に最も近かった人たちは、彼が怖いからではなく、彼を許しているからこそ側にいたのかも知れない、なんてことまで妄想してしまう。

あくまで映画をみての感想ですが・・・

キレる兄・ジョニー・デップ、有権者に陽気に振る舞う弟・ベネディクト・カンバーバッチ、堕ちていくFBI・ジョエル・エドガートン、3人とも見事に役にハマっていました。

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