映画

映画「バーニング・オーシャン」

B


『ローン・サバイバー』のピーター・バーグ監督とマーク・ウォールバーグが再びタッグを組んだパニックムービー。2010年に実際にメキシコ湾沖で起きた事故を題材に、石油掘削施設内に取り残された作業員たちの脱出劇をドラマチックに描写する。『ヘイトフル・エイト』などのカート・ラッセルや『RED』シリーズなどのジョン・マルコヴィッチらが共演。臨場感たっぷりの手に汗握る展開に引き込まれる。


メキシコ湾沖80キロメートルにある石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン」で、海底油田からの逆流によって上昇した天然ガスへの引火が原因で大爆発が発生。現場で働いていた作業員126人が施設内で足止めを食らう。事故により多数の行方不明者と負傷者を出す大惨事となり……。





実話だというのが実に恐ろしい映画。

それは、世界最大級の人災と呼ばれるやりとりがそこにあったから。


石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン」では、工期の遅れを気にする石油会社の幹部が、本来行われるはずだった安全テストを端折り、その後行った安全テストで、疑問が残る結果にも関わらず、利益を優先するあまり押し切る形で掘削作業を始める。

それが結果的に大惨事となった。

最初は泥水の噴射から始まり、最終的には引火爆発となり、海の上の巨大な施設はあっという間に逃げ場所を失ってしまう。

その爆発シーンは迫力があり、11名という尊い命が奪われたのはすごく残念なことだけれど、脱出できた人たちのことを思うと、人の生命力の凄さも感じる。

避けられたはずなのに起こってしまった事故。

「もし」、なんて言葉は使いたくないけれど、それでも、もし、違う決断をしていたら避けられたのに、と思わずにはいられない。

事故の日だけが描かれたことによって、こんなにも簡単に日常生活が奪われることがあるということを、痛感しました。

映画「ジェイソン・ボーン」

J

記憶を失った暗殺者ジェイソン・ボーンの孤独な戦いを描くスパイアクションシリーズの第5作。シリーズ第2作、第3作を手掛けたポール・グリーングラス監督と主演のマット・デイモンが再びタッグを組み、自身の隠された過去の秘密をめぐり、ボーンが新たな戦いに身を投じるさまが展開する。CIAの元同僚役でジュリア・スタイルズが続投するほか、オスカー女優アリシア・ヴィキャンデル、『トランス』などのヴァンサン・カッセル、ベテランのトミー・リー・ジョーンズらが出演。


ひっそりと暮らしていたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)の前に、CIAの同僚だったニッキー(ジュリア・スタイルズ)が姿を現す。彼女はCIAが世界中を監視・操作するための極秘プログラムを立ち上げたことと、ボーンの過去にまつわるある真実を告げる。これをきっかけに、再び動き始めたボーンの追跡を任されたCIAエージェントのリー(アリシア・ヴィキャンデル)は、彼を組織に取り込もうとするが……。




前作までで記憶を取り戻したボーン。

今作では、ボーンが知りえなかった事実が明らかにされます。

そしてそれは誰の手によってもたらされたかというと、元CIAの同僚・ニッキーです。

せっかくひっそりと、しかしながら無敵っぷりは健在で生活していたボーンの前に突然彼女が現れたのです。

しかもとんでもない情報を手に入れて現れたのだから、CIAはボーンにロックオン!

何が何でもボーンを抹殺したいデューイ長官(トミー・リー・ジョーンズ)と、ボーンをCIAに復帰させようと目論む女性エージェントのリー(アリシア・ヴィキャンデル)。

この二人にも注目です。


そして9年ぶりのボーンはというと、相変わらず賢い!

人込みにまぎれながら逃げ落ちていく姿なんかは、以前と同じでした。

もちろん無敵っぷりも変わりません。

かなりのダメージを受けたりするんだけれど、なんでだろう? 負ける気だけは絶対にしないんですよね。

後半のラスベガスでのカーチェイスなんて、追う方も追われる方も、はっきりいって人の領分を超えていて、思わずターミネーター2??? って言いたくなるくらいの立ち上がりっぷり。

観ているほうも気を抜く暇がありませんでした。


それから最後、上手く立ち回ったつもりのリーが、私賢いのよ、フフフン♪みたいになってるんだけれど、やっぱりボーンの方が上手で賢くてとってもスッキリ( ̄ー ̄)ニヤリ

あの頭脳があるからこそボーンは無敵でいられるんですね。

待たされすぎてどうかなぁとちょっと心配していたのですが、面白かったですnote

映画「告白」

K


2009年本屋大賞に輝いた湊かなえの同名ベストセラー小説を原作に、教え子にまな娘を殺された中学校教師の復讐(ふくしゅう)を描くミステリー。『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督がメガホンを取り、事件にかかわった関係者たちの告白によって真相が明らかになっていく緊張感あふれるドラマを作り上げた。『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』の松たか子がヒロインの狂気を体現するほか、『キラー・ヴァージンロード』の木村佳乃、『重力ピエロ』の岡田将生らが共演する。

とある中学校の1年B組、終業式後の雑然としたホームルームで、教壇に立つ担任の森口悠子(松たか子)が静かに語り出す。「わたしの娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです」教室内は一瞬にして静まりかえり、この衝撃的な告白から物語は始まっていく……。




告白というよりは、告発で始まったと思う。

誰が娘を殺したのかを知りながら、敢えて名前を口にせず、AとBとしか言わない教師。

けれど、AとBが誰かは明明白白。

クラスのみんなが正解にたどり着いている。


教師はどうしてこんな告白をしたのか?

まずは復讐のための最初のステップ?

それとも本当に命の大切さをきちんと理解してほしいから?

私はどちらも違うと思う。


だって彼女は、何をどうすれば人が一番のダメージを負うかをわかっていたから。

二度とその膝が立ち上がらないように、二度と悲劇が起きないように。

闇を闇で封じた。

そんな印象でした。


彼女の復讐は、ある種の爽快感があるかもしれない。

それは誰もが心に持っている闇に潜む願望であるけれど、口にするにはためらわれてしまう。

いいのか悪いのか大抵の人には理性があって、他人と同じであろうとする。

けれど彼女は違っていた。

恐ろしく冷静で、それをやってのけてしまった。

まぁ、最後のBOMbomb は、未遂なのか完遂なのかわからないところですが。


復讐劇というには、やっぱり違う気がして、上手くは言えないですが、どちらかというと便所の落書き。

それもちょっと目を留めた瞬間に完全に引き込まれてしまう。

性質が悪いものかもしれませんね。

映画「ハドソン川の奇跡」

H


俳優としても監督としても著名なクリント・イーストウッド監督と、名優トム・ハンクスがタッグを組んだ人間ドラマ。2009年1月15日、突然の全エンジン停止という危機に見舞われながらも、ハドソン川に不時着して乗客全員が生還した航空機事故のてん末に迫る。『サンキュー・スモーキング』などのアーロン・エッカートらが共演。機長の手記を基に描かれる、奇跡の脱出劇の背後に隠された真実に言葉を失う。

2009年1月15日、真冬のニューヨークで、安全第一がモットーのベテラン操縦士サレンバーガー機長(トム・ハンクス)は、いつものように操縦席へ向かう。飛行機は無事に離陸したものの、マンハッタンの上空わずか850メートルという低空地点で急にエンジンが停止してしまう。このまま墜落すれば、乗客はおろか、ニューヨーク市民にも甚大な被害が及ぶ状況で彼が下した決断は、ハドソン川への着水だった。



この映画は2009年に起きた実話に基づく物語。


- 155人の命を救い、容疑者になった男。 -

なんて言葉を聞いて、アルコール?ドラッグ?と、正直下世話な想像をしてしまった私。

でも事実は全く違う。

争点は、ハドソン川への着水という判断が正しかったのかどうか?ということ。

機長は、それ以外に助かる方法はなかったと断言する。

しかし、事故調査委員会は、シミュレーションをもとに、他の空港に着陸する余地があったという。

果たして本当にそうなのか?


映画では、鳥の群れが激突し、両エンジンが停止する様、その後の機長の判断とその指示に従う副機長の仕事ぶり、そして機内がどんな様子だったのかが描かれています。

208秒という時間の中で選択し、行動した結果。

派手すぎることもなく、地味だとも感じさせない演出でした。


そして、最後の事故調査委員会で、ボイスレコーダーを聴いた機長が、副機長に言った一言が、”誇らしい”という言葉。

これ以上に嬉しい言葉ってないなぁ、と私は思いました。

映画「デッドプール」

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マーベルコミック原作の人気作「X-MEN」シリーズのスピンオフで、「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」に登場した異色のヒーロー、デッドプールを主役に描くアクションエンタテインメント。好き勝手に悪い奴らをこらしめ、金を稼ぐヒーロー気取りな生活を送っていた元傭兵のウェイド・ウイルソンは、恋人ヴァネッサとも結婚を決意し、幸せの絶頂にいた矢先、ガンで余命宣告を受ける。謎の組織からガンを治せると誘われたウェイドは、そこで壮絶な人体実験を受け、驚異的な驚異的な治癒能力と不死の肉体を得るが、醜い身体に変えられてしまう。ウェイドは、赤いコスチュームを身にまとった「デッドプール」となり、人体実験を施したエイジャックスの行方を追う。「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」でも同役を演じたライアン・レイノルズが、毒舌家で自己中心的という型破りなアンチヒーローのデッドプールに扮した。全米ではR指定作品として記録的な大ヒットを飛ばした。監督は、視覚効果分野出身で今作が初長編作となるティム・ミラー。



若干お茶目なポスターだけれど、現実では迷いなく敵に死をプレゼント。

かなりのマシンガントークで、用無しには躊躇なくバーンッshock

赤いコスチュームは、血が出ても目立たないからという合理的理由から。

そしてとにかく不死身だから撃たれて穴が開いても塞がっちゃうし、手を切り落としてもニョキニョキッと生えてきちゃう。ただしそこは小っちゃい手から。それに手を切り落とそうとした際は、トーク力を活かしての映画の引用も忘れない。

本当によく喋るヒーローsign02 なのだ。

なぜ彼がデッドプールになったのか?

それは彼が敵と戦いながら、正しくは、彼が彼の個人的復讐を果たすために追っている敵と戦いながら時々挟まれる回想で明らかになる。

簡単に言っちゃうと、彼が運命の女性と出会い、幸せの絶頂にいる最中、末期がんを宣告され、そこに都合よく現れた男の「病気を治してあげるよ」という甘言に乗っちゃったのが始まり。

確かに、病気は治った、というか不死身の身体を手に入れちゃった訳だけれど、副作用として全身がケロイド状になってしまうのね。

そもそも、愛する彼女と一緒にいるために受けた人体実験だったのに、これじゃあ彼女の前に顔も出せないじゃないかぁーーーsign03 と怒り心頭。

そこでもう一度彼女に会うために、元の姿に戻る為に、あくまで個人的要件で敵と戦っているのです。

その他にも回想でわかったことは、デッドプールはいきなり喋るようになった訳でもなく、いきなり暴力的になったわけでもなく、元々そういう要素があったということ。

世界の平和を守るために戦うヒーローではないけれど、観ている限りは正義感は、まぁあるんじゃないの、くらいですね。

理論武装で正義を説くタイプではないけれど、目の前の悪事に対しては知らんぷりは出来ないだろうなぁ、たぶん(^-^;

映画「オデッセイ」

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火星での有人探査中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)。乗組員はワトニーが死亡したと思い、火星を去るが、彼は生きていた。空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況で、ワトニーは生き延びようとする。一方、NASAは世界中から科学者を結集し救出を企て、仲間たちもまた大胆な救出ミッションを敢行しようとしていた。


火星にたった一人で取り残されてしまった宇宙飛行士が、地球に帰還するまでの物語。

普通に考えたならこんな深刻な事態はないsign01

悲壮感を漂わせたって、誰も辛気臭い顔をするな!なんてきっと言わないであろうこの状況で、この宇宙飛行士、マーク・ワトニー(マット・デイモン)は生きる気満々。

生きるためにはとにかくなんでもやってみる、まるで学校で実験でもしているように。

足りないのなら作ればよいという発想です。

失敗したってめげはないし、暗い顔さえみせやしない。

艦長の残していったディスコミュージックも軽快で、暗くなってる暇はない。

けれどそうはいっても、火星で一人。

通信が可能になったからといってすぐに助けがくるわけでもなく、ミッションはすべて一人でやり通さなくてはなりません。

それがかなり体力も使うだろうし、大変だと思うんだけれど、その辺はチャッチャッと見せるだけで、苦しんでいるような描写はほとんどありません。

はっきりと苦労が見て取れたのは、宇宙服の下の痩せこけた後ろ姿。

でもこれで十分。

押し売りのポジティブさではなく、ひたむきな宇宙飛行士の、生きて帰るという強い意志が嫌味でなく、とても自然で良かったです。

映画「ブラック・スキャンダル」

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1970年代、サウスボストン。アイリッシュ・マフィアのボスとして同地一帯を牛耳るジェームズ・“ホワイティ”・バルジャー(ジョニー・デップ)に、FBI捜査官のジョン・コナリー(ジョエル・エドガートン)が接触を図ってくる。彼はFBIと手を組んでイタリア系マフィアを駆逐しようとホワイティに持ち掛け、密約を交わすことに成功。両者の連携によってイタリア系マフィアの勢力は弱まるが、その一方でホワイティは絶大な権力を持つようになる。



奇跡体験!アンビリバボーが好みそうな、ギャング・FBI・政治家が揃う実話に基づいた物語。

ギャングの兄に、政治家の弟、その友達のFBI。

明らかに手を結んじゃいけないトライアングル。

けれどギャングの兄とFBIがタッグを組んでしまいました。

どちらも互いを利用するつもり。

しかしギャングの方が上手のようで、FBIは溺れる一方。

政治家の弟は、兄とは強い絆で結ばれているものの、兄の稼業とは関わりはなしsign02

少なくとも映画ではそう見えたんだけれど、本当のところはどうなんだろう?

不器用な兄と、世間と折り合いをつけその役を見事に演じきることの出来る弟。

私にはそう見えました。

兄から私が感じ取ったのは、激しい怒りと孤独。

裏切り者を許さないのは、見せしめなのか、それとも人を信じたいという気持ちが強いからなのか?

躊躇なく殺人まで犯してしまう彼を、悪人と呼ぶのは簡単だけれども、そう呼んでしまうのは私としてはスッキリしない。

彼に最も近かった人たちは、彼が怖いからではなく、彼を許しているからこそ側にいたのかも知れない、なんてことまで妄想してしまう。

あくまで映画をみての感想ですが・・・

キレる兄・ジョニー・デップ、有権者に陽気に振る舞う弟・ベネディクト・カンバーバッチ、堕ちていくFBI・ジョエル・エドガートン、3人とも見事に役にハマっていました。

映画「パディントン」

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ある日、大都会ロンドンのパディントン駅に、真っ赤な帽子がトレードマークの小さなクマが降り立つ。南米ペルーの奥深いジャングルから長旅の末ようやくイギリスまでたどり着いた彼は、右も左もわからない状態だった。思い切って丁重な態度で通行人に語りかけるものの、言葉を話すクマに反応してくれる人はおらず……。


暗黒の地ペルーからロンドンへとやってきた小熊のパディントン。

笑わせてくれたり、しんみりとさせてくれたり、そして若干のミッションインポッシブルなsign02 アクションありの物語。

まず、なんといってもパディントンの表情がとっても豊か。

それは、動物番組でみたような、自宅で飼っていたペットがみせてくれていたような、私にはその表情のどれもが、みたことあるなぁ、と感じるものでした。

そして忘れてはいけないのは、パディントンは小熊だということ。

いくら紳士すぎるとはいえ、右も左もわからない子供なのです。

親切なブラウンさん一家にお世話になることになるのですが、ごっそりと取れた耳垢から想像するに、きっと獣臭もあるはずsign01

それに初めから何もかもうまくいくはずはなく・・・

見たものをすべて真に受けてしまうのでこんなことに

                  ↓  ↓  ↓

P2

なぜこんなことになったかは映画をみればわかりますよ。

画像だけでみるとパディントンの愛くるしさがちょっと伝わりにくいですが、とにかく動くパディントンを見て欲しい。

ベン・ウィショーの声も子供子供しすぎていなくて、凄く良かったです。

映画「ブリッジ・オブ・スパイ」

B


アメリカとソ連の冷戦のさなか、保険関連の敏腕弁護士ドノヴァン(トム・ハンクス)は、ソ連のスパイであるアベル(マーク・ライランス)の弁護を引き受ける。その後ドノヴァンの弁護により、アベルは死刑を免れ懲役刑となった。5年後、アメリカがソ連に送り込んだ偵察機が撃墜され、乗組員が捕獲される。ジェームズは、CIAから自分が弁護したアベルとアメリカ人乗組員のパワーズ(オースティン・ストウェル)の交換という任務を任され……。


コチラは東西冷戦時代の実話を基に描かれた作品。

国選弁護人として、ソ連のスパイ・アベル(マーク・ライランス)の弁護を引き受けることになった弁護士ドノヴァン(トム・ハンクス)。

十分な準備期間もないまま裁判は始まり、陪審員が下した結論は当然のごとく有罪。

しかしここからドノヴァンの巧みな話術によって、アベルは死刑を免れます。

それは、もしも自国のスパイが敵国に捕まった時の交換要員として、アベルが必要になる時が来るかもしれない、だからアベルのことを保険として生かしておくのだと。

そして後半、その時はやってくるのです。


映画は穏やかだと言ってもいいくらい静かに始まります。

それはスパイであるアベルの佇まいのせいかもしれません。

筋骨隆々なわけでもなく、殺気立っているわけでもない、どちらかというと草臥れた中年男性。

スパイであることに間違いはないけれど、けれど、彼が日常をどんな風に過ごしていたのかを想像せずにはいられませんでした。

きっと日常にごく自然に溶け込んでいたのだろうなぁと。

一方、彼を弁護することになったドノヴァン。

彼はアベルをスパイではなく、一人の人として接し、そして法で守ろうとします。

そのせいで、家族も危険な目に遭ってしまいました。

それから月日が流れて後半、ドノヴァンの元に、ソ連との人質交換の交渉役の依頼が来るのです。

交渉場所は寒々とした冬の東ドイツ。

そこでは着々とベルリンの壁が積み上げられ、人々の混乱する様子なども描かれていました。

そしてそれをドノヴァンはたった一人で見ていました。

無事に帰れる保証もなく、誰も守ってはくれない状況の中、たった一人で東ドイツに乗り込み、自分の信念を貫き交渉を終えたのです。

私には世界が違いすぎてよく判らないけれど、本当のところ、どういう心境なんでしょうね。

想像すらできませんでした。

ただ、私なら二度とこの寒い地には行きたくない!と思わせてくれる映像でした。

映画「予告犯」

Y

「ジャンプ改」で2011年から2013年にかけて連載されて人気を博した筒井哲也のコミックを実写化したサスペンス。法では裁けぬ悪や罪をネット上で暴露し、その対象への制裁を予告しては実行する謎の予告犯シンブンシとエリート捜査官の攻防が展開する。監督は『ゴールデンスランバー』、『白ゆき姫殺人事件』などの中村義洋。『脳男』などの生田斗真が、新聞紙製の頭巾を被った異様な主人公を怪演、その脇を戸田恵梨香、鈴木亮平、濱田岳、荒川良々ら実力派が固める。息詰まるタッチに加え、社会のさまざまな闇に光を当てる硬派な視点にも注目。

インターネット上に、新聞紙製の頭巾にTシャツの男(生田斗真)が登場する動画が投稿され始める。彼は動画の中で、集団食中毒を起こしながらも誠意を見せない食品加工会社への放火を予告する。警視庁サイバー犯罪対策課の捜査官・吉野絵里香(戸田恵梨香)が捜査に着手するが、彼の予告通りに食品加工会社の工場に火が放たれる。それを契機に、予告犯=シンブンシによる予告動画の投稿とその内容の実行が繰り返される。やがて模倣犯が出没し、政治家殺害予告までもが飛び出すようになる。


予告犯というタイトル通り、あらかじめネットで犯行を予告し、そして実行する。

仲間は4人、彼らが犯行を行ったのは、いずれも同情を得られないような人たちばかり。

一見、正義の味方のように見えなくもない。

しかし彼らには別の目的がsign01

そこに立ちはだかるのが、サイバー犯罪対策課の吉野絵里香(戸田恵梨香)。

彼女が犯人と思しき男(生田斗真)を追跡する様子は、かなりしつこくて、彼女のまっすぐさをを表しているようでした。

けれどもちろんこんなところで捕まったりはしません。

だって目的はまだ達成されていませんから。

それに彼らはある意味、強い絆で結ばれていたのです。


始まりは一見、社会に対するメッセージのように思えましたが、物語が進むにつれてそれは間違いであることに気付かされます。

4人の予告犯たちの出会い、共有する想い。

人の心は絶えず動きます。

どの方向にどんな速度で動くかはわかりません。

大きく振れて、小さな想いを叶えようとすることだって不思議ではありません。

そのために払う犠牲があることも。


映画の中の4人は、タイプは違いますが、非常にバランスが良く、とても自然体でした。

個人的にツボだったのは、メタボ(荒川良々)の「は~い、了解で~す」って言葉。

実は私の苦手な言葉です。なんだか好きになれないんですよねぇ~。


最後、予告犯たちは自分たちで幕引きを予告するのですが、どうなるかは映画をみてのお楽しみということでpaper

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